今日のボイスサンプル収録は亀千代さん。実は彼女スクールバーズ1期生です。いやはや懐かしい再会でした。
子育てのため一時声の仕事や勉強から離れていましたが、復帰にむけて少しづつ動いていきたいとのこと。「まずは現状認識」とサンプル作り^^
大人になってからの魅力を声にのせるべく、今回はCMナレーションに挑戦です。
スタジオバーズはナレーターのボイスサンプル収録専門のスタジオです
この日の収録は、関西でDJをしてナレーターを目指し上京してきた谷本潤矢くん。「ナレーター」のボイスサンプルは今回はじめてだそうです。
スタジオバーズで録ってきた経験にすぎませんが、DJ系の読みには「ロートーンの響きをクールにきかせる読み」と「高めの声で親しみあるちょっとおちゃらけ系」の2大潮流があるように思います。
カウンセリングをして、谷本くんの場合は後者にアピールを絞ってみました。彼自身が持ち込んでくれた原稿が後者で、読みも”遊びを入れる”ときに生き生きしていたからです。なので、ちょっと毛色の変わったボイスサンプルに仕上がったと思います。こちらの無茶振りにも頑張ってついてきてくれたのだと思います^^;生(ライブ)の世界で培った「反射力」は、現場で武器になると思います。これから営業、頑張ってください!
先日のナレーションボイスサンプル収録は、ディズニー映画「ローンレンジャー」で主役を演じる相原嵩明さん。アトゥ鈴木省吾さんやベルベット高川裕也さんの潮流である「演劇出身系ナレーター」の若武者の一人。
ハートの奧に届く男前ボイスをあやつって、企業の命キャッチコピーを声にのせていきます。
彼の”行間”が表現された声にシビれます。古今東西の美声を録ってきた私ですが、それに尽きる収録でした。
写真は「照れ笑いするベトナムの散髪屋さん」と「ホットドッグプレス」です。どうしても選べなくて2枚ともアップしてしまいました。
先日のナレーションボイスサンプル収録はなかざわゆきこさん。元はCM制作関係で働き、デザイナーをやっていた女性です。「CM制作からナレーターへ」という人は意外と多いです。スタジオバーズにも数人いらしてます。
お話を伺うと、「仮ナレーション」はスタッフで済ませちゃうので、白羽の矢がたつのだそうな。クライアントが『”身近な感じ”がするし、仮ナレのままいこう!』となることもあるのですって。技術や存在感だけではない、コマーシャルの世界では、様々な価値観が求められているんです。
さて今回は、オンエア経験もあり得意としているCM系の読みを軸に、対比を入れこみつつ、番組ナレーションへの応用を提案していく形にしてみました。そして”制作出身”ならではの、創り手の共感を得られるように、一部仕掛けも。
ナレーターもデザイナーも、腕一本フリーで歩んでいこうとするなかざわさん。応援しています^^